弊社は昨年の8月にオフィスをなくしました。
元々は弊社メンバーがシンガポール事業に伴い、シンガポールの方へ移っていったので
オフィススペースが余ってしまったことがキッカケです。
人数の割に広い。そんな感じでした。
そこで、第一に考えるのは増員か、より狭いところへの引越しです。
ところが、そこでひとつ「問いかけ」を脳にしてみることにしました。
オフィスは本当に必要か?
この問いかけによって、そもそもオフィスとは何をするためのところなのか。
そもそもオフィスとは何なのか哲学みたいになってきました。
通信環境が整った今、仕事の殆どは外でもできます。
セキュリティをあーだこーだ言う人はいますが、情報をクラウドに保存する方が
セキュリティが高い場合もあります。
社内コミュニケーションを顔を合わせた方が取りやすいという意見もあります。
顔を合わせないとできないコミュニケーションとは逆になんなのか?
そんな問いが出てきました。
まあ、ここはひとつ実験的になくしてみよう。
必要であればまたつくればいいし。
ということで一気になくしたところ、様々なことが変わります。
①家賃がなくなる
②交通費がなくなる
③水道光熱費がなくなる
④印刷機などのリースがなくなる
⑤とても自由で、とても厳しくなる
①ー④は容易に想像できると思います。弊社でも年間1000万円を
これに費やしていました。
この中で1番大きい変化は実は⑤です。
出勤する必要がないため、何時に仕事を始めようが、何時に終わろうが、
監視カメラをつけているわけではないので信じるしかありません。
と、言うか、そもそも経営者からすれば、社員に時間で働いて欲しいわけではありません。
ですので、結論、自分のミッションを決められた期限までに終えればいいってことです。
これって、自由に見える反面、社員さんからすれば究極な厳しさでもあります。
なぜならば、
結果にコミット
だからです。
いくら残業しようが、頑張ろうが、徹夜で企画書つくろうが、
見えるものは結果だけ。
だからこそ、実力がある人にとってはとっても働きやすい。
一方で指示待ち人間にはとっても厳しい。自分で結果がでるように考えて行動しなければならない。考えが間違っていれば自分が間違っていたと言うことです。
これから、指示待ち人間はロボットに置き換わっていく時代。
もしかするとオフィスをなくした企業から、生き残る社員たちが育っていくかもしれません。