SMAPや嵐など、大型芸能人、グループが解散や引退をしているのを
よく目にするようになりました。
皆さんの記憶にも新しいのでないかと思います。
確かに1人の人生ですから、他にやりたいことができたり、嫌気がさしたりして
辞めていくのは現実的にありそうです。
ところが最近はちょっと事情が異なってきています。
芸能人をビジネスモデルで紐解いてみると、大概の場合事務所に所属しているので個人事業主だとしても、収益は事務所からもたらされることになります。
事務所は各芸能人を売り出す営業機能を兼ねています。マネジメントとは営業活動だと言っても過言ではありません。
つまり、各芸能人は仕事を事務所にとってきてもらって、納品をするという言わば下請け仕事です。
事務所からソッポを向かれ、干されてしまった芸能人もあとを絶ちません。しかし、最近は事務所に所属せずに独自の方法で稼ぎ出す人々が登場しました。オンライン(インターネットなど)を使って、個人が集客をするこができてしまうこの頃は事務所の営業力に頼る必要がありません。
キングコングの西野さんや、ヒカキンなどがいい例かと思います。
逆に芸能界にどっぷり浸かりきってしまうことで、事務所やスポンサー企業の制約があって、自由に発言や行動、発信ができなくなるデメリットもあります。
結局のところ
「お客様を捕まえているところ」
が1番強いということです。
これまではお客様を捕まえている組織に、捕まえる営業力のない組織や個人がぶら下がる構造だったのが、様々な手段が登場して下請けだった人や企業が元請け化できる、しやすい時代が到来しました。
こうなると、今までのプラミッド型の組織構造が崩壊していくことになります。
ビジネスモデルを考える際、ピラミッド構造のモデルを考えるだけでなく、直販できないか、直接お客様を捕まえることができないかを是非検討してみてください。